仕事を知る
JOB
KMTL RECRUIT
何をしている会社?
試験を通じて、社会の安心・安全を支えている会社です。私たちは生活する上で、様々な材料から作られた製品を使用しています。
こうした製品が、壊れないように設計するには、あえて壊して、材料の限界を知る必要があります。壊れないために、壊して調べる、それが私たちの仕事です。
当社は1947年の創業以来、機械加工、材料試験、化学分析と事業を拡大してきました。
長い歴史の中で培ってきた技術力やノウハウを武器に、航空・宇宙、エネルギー、自動車、ライフサイエンスといった、日本の基幹産業を陰ながら支えてきました。
ずっと試験と向き合い続けてきた、日本国内初の独立系民間試験場です。
KMTL RECRUIT
職種紹介
JOB
01
製品を作る際には、さまざまな種類の材料を組み合わせて使用します。身近な自動車を例にとっても、金属(鉄やアルミなど)や非金属(ガラス・セラミックスなど)、有機材料(プラスチックや複合材料)などが使われています。材料試験は、このような物質や材料の性質を調べる仕事です。材料を引っ張ったり、圧縮したり、曲げたり、叩いたりすることで、その強さや硬さ、丈夫さを測定しています。同じ材料でも、温度によって強さは変わることもありますので、お客様の知りたい情報に合わせて様々な条件下で試験を行います。これらの試験から得たデータを使って、お客様は製品の設計や品質の改善、あるいは設計通りに作られているかといった生産方法の検証・確認に使います。それは、1回で終わるわけではなく、何回も繰り返し実施されて、より良い製品が作られていきます。
私たちが提供したデータが、5年10年先に製品となって登場することもあれば、製品の性能を示すデータとして、技術者の「腕前」を評価することに使われたり、大企業に商品を売るためのPRデータとして使われたりもします。様々な産業分野の最先端の技術・製品開発に携わることができること、そして私たちのデータがひいてはより良い社会をつくっていく基盤になっていることが、この職種の魅力でありやりがいです。
JOB
02
材料試験は、部品そのものを使って試験をすることもありますが、基本的には部品から削り出して作ったサンプルである「試験片(テストピース)」を使って試験をします。「試験片(テストピース)」は、日本やアメリカ・EUなど作られたルール(規格)により、試験ごとに形状や大きさが決められています。また、お客様からは「ここから試験片をつくってほしい!」というご要望を伺います。規格やご要望に応える形で切断し、試験片に仕上げていく仕事です。
量産品を作るわけではないので、ライン作業のような同じ作業の繰り返しではありません。試験片の元となる部品の形状や材質などはまさに多種多様。どの機械を使って切断するのか?切断するスピードは?切断する刃の種類は?などなど、あらゆる要素を考えながら作業を行います。「似たような仕事はあっても、同じ仕事はない」と言われるくらいなので、決まった作業ではなく、自身で考えて加工していく、未知の材料に対して加工方法を考えていく、そんな仕事の在り方に魅力を感じる方にマッチした職種です。
JOB
03
化学分析は材料試験の一種で、物質や材料の特性を化学的な手法を用いて調査する仕事です。製品は常に理想的な環境で使用されるわけではありません。海岸での使用や厳しい砂漠環境下など、さまざまな条件下で使用されます。使用する状況に応じて、どのくらい耐腐食性があるのか、高温環境でどの程度膨張するのか、を調べるのが化学分析です。 また、発電所の化学除染や水質管理を行う珍しい業務もあります。発電所の水質管理は非常にデリケートな問題で、配管に腐食が発生したり堆積物が蓄積したりすると運転が継続できなくなるなど、発電所の生命線といっても過言ではありません。プラントメーカーの協力企業では当社しかできないような仕事もあります。
工業の発展とともに避けられないのが、排水や排気ガスなど公害物質の発生。これらの公害を防止し、工業の発展に貢献しているのが環境分析です。工業製品の安全性評価や、顧客の研究開発サポートを最先端の分析機器を使用して行う事ができます。顧客の固有のニーズに応えるためには、試験方法を新たに考案する必要があります。自ら考え出した試験方法で製品の評価を行い、それによってお客様に満足していただけることは非常にやりがいがあることです。時には、各種工場プラントの試運転要員として携わり、運用開始まで長期間にわたって顧客ともに過ごします。一つのプラントが安全に運転を開始すると非常に感慨深いです。