電気科出身なので、機械に関してはほとんど知識がなかったのですが、昔からものづくりが好きで学生時代にものづくりサークルに所属していたんです。そんな中、学校にきた機械系の仕事の求人を見ていたところ、神戸工業試験場(以下KMTL)を見つけて、作るだけじゃなく壊す側にも重大な役割があると知って興味を持ち、思い切って入社を決めました。
主に引張、衝撃、硬さ試験を行っており、試験片が変形した時の強度や、壊れた際の強さを求めたりしています。どれも試験自体にはあまり時間のかからないものばかりで、試験機操作も容易なので早く結果を知ることができます。また規格には、日本の規格のほかにも、アメリカなどの試験規格も扱っているので、顧客の要望によってそれらを使い分けることができます。
強度試験(引張試験、衝撃試験、硬さ試験)は単純な操作の試験ですが、その分、数多くの材質を扱います。そのため仕事を通じて材質についての知識が自然と身につき、試験前にある程度の情報を理解できた上で試験ができるので、とてもワクワクして、やりがいを感じます。
周りの人たちがとても親切で人に恵まれている所が好きです。会社主催のイベントなども多く、コミュニケーションの場を作ってくれるのもありがたいです。また、材料についても色々な知識を身につけることができるので、資格取得に前向きに取り組むことができるのも魅力だと思います。
いまは規格通りの仕事を行っていますが、中には規格がない特殊な試験があったりします。仕事をしていく中で様々な知識を身に着けて、いずれはそういった特殊試験に挑戦したいと思っています。
自分は学生時代は電気のことを専門に学んでいて機械試験については何もわからない状態での入社でした。ですが、試験をするための手順書がありますし、TP制度(※)もあるので気軽に質問ができ、わからないことでもすぐわかるようになったので、未経験でも成長を実感しながら業務に取り組めるのは働きやすい点だと思います。
※TP制度:トレーニングパートナー制度。一年間、担当の教育係がつく制度。
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学生の頃は機械試験について全く触れたことがなかったので、まさか自分が試験関係の仕事をするなんて思ってもみませんでした。でも今はやりがいのあるとても楽しい仕事だと感じています。もちろん学生時代とは違い、仕事という立場なのでしんどいと感じることもありますが(笑)、その壁を乗り越えてこそ楽しさや達成感を実感できるのだと思っています。就職活動においても辛いことなどあると思いますが、それを乗り越えた先に楽しさや達成感があると思いますので、頑張ってください。