私にとって神戸工業試験場(以下KMTL)は3社目ですが、社会人となってからこれまで、ほとんどの期間を試験分析業務に携わってきました。 しかし、前の会社でこれまでの仕事とは関係のない事業へ転属となり、試験分析から一旦距離を置くことになったんです。その時、「私の適職は試験分析だったのだ」ということを改めて感じました。そこから、試験分析に専門的に携わることのできる会社として、KMTLに入社させて頂きました。
疲労試験課にて、電気油圧サーボ式疲労試験機を用いた高サイクル疲労試験を行うことが主な業務内容です。前職で試験分析のソリューション活動を行っていたので、その経験を活かし、試験方法が確立されていない新規試験や特殊試験を中心に、試験方法の検討・提案から携わらせて頂いています。 また、疲労試験におけるデータ収集が大容量化していくのに対して、数値解析とプログラミングを活用した効率化なども行っています。
試験分析というのは、世間一般にはあまり認知されていない仕事ですが、ものづくりに携わるあらゆる企業や業界がお客様であり、ものづくりの最前線に広く携わっています。 私たちの仕事のほとんどは、研究開発や品質保証といった、重い責任が伴う内容であり、そこで生じたお客様の困りごとを解決していくことです。決して簡単な仕事ではありませんが、その分、やりがいのある仕事だと思います。
とあるアミューズメントパークのアトラクションに関わる仕事を担当していますが、当初はなかなか思ったように試験が出来ずに困っていたんです。そんな中、全くの思い付きですが、趣味でやっているキャンプで覚えたロープワーク(ロープ結び)を試してみた所、思いの外上手くいき、無事に試験完了できた上に、リピートでのご依頼も頂くことができました。人生ってほんと何が役に立つか分からなくて面白いですよね(笑)。
経営陣との距離が近いので、会社に対して自分の意見を反映させやすいことは、大手グループ系列などの同業他社にない魅力だと思います。また、新しい技術の取り込みにも意欲的なので、最新の試験・分析・測定技術に触れる機会が多いことも、魅力のひとつだと言えるのではないでしょうか。
試験分析のDXの推進に取り組んでいきたいと考えています。 DXが急務とされているものづくりの最前線に居るお客様をサポートするためには、KMTL自身のDXが不可欠です。そのために、まずは各種情報処理の技術習得、資格取得を目指しています。 また、試験分析の総合的なソリューションを提供できる技術者を目指し、専門分野に捉われず、幅広い知識・技術の獲得に務めていきたいです。
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この仕事の大きな特徴は、非常に多彩な業界と関わる機会があり、そのため多種多様な素材・製品に触れる機会がたくさんあるということです。専門分野を極めることで、様々な分野のお客様に貢献することができるというのは、他の仕事ではなかなかできない経験だと思います。新しいこと、色んなことが知りたいという欲張りな方や、他の人とは違う経験がしてみたいという方はぜひKMTLへの入社を検討してみてはいかがでしょうか。