就職活動を始めるにあたって、ものづくりではなく、検査にかかわる仕事がしたいと考えていました。そんな中で、大学の先生や、研究室の先輩から神戸工業試験場(以下KMTL)の話を聞いて、工場見学へ行ってみたんです。そこでいろいろな試験をしている社員の様子を見て「こんな仕事がしてみたい」と感じて面接を受けることにしました。ただ当時の自分はまだ未熟で、面接もうまくできていなかったと思うのですが(苦笑)、面接官が優しく質問してくれて落ち着いて話をすることができたので、「こんな人たちと一緒に働きたい」とよりKMTLで働きたい気持ちが強くなり入社を決意しました。
お客様から破損した品をお預かりして、どのようにして壊れたかを調査するのが主な業務内容です。作業としては、カメラを使った撮影や、走査電子顕微鏡(SEM)での拡大観察などを主に行っています。また、客先からいただいた情報と併せて、なぜ壊れたか推測し、対策などを考えることもあります。他の部署と大きく違うのは、自部署だけでなく、他部署の試験や参考になる文献探しをすることに時間を多く使うことが特徴だと思います。
大変なこともありますが、担当した仕事に責任をもってできるところにやりがいを感じます。お客様からの依頼が難しくて、今でもまだまだ分からないと感じることが多く、ベテランに相談することも少なくないです。悩むことも多いですが、その分、お客様への提案やお客様の会社に訪問しての報告会がうまくいったときは達成感を感じますよ。
同僚や上司との距離がちょうどいいところが好きです。アットホーム過ぎる訳でもなく、かといって遠すぎる感じでもないこの絶妙な距離感が気に入っています(笑)。実際に自分の意見はとても言いやすいですし、後輩からも意見が出てくることがあるので、風通しの良い職場だなと実感しています。自分の場合は、業務以外の生活面での相談をすることもありますが、そういった内容でも親身に話を聞いてくれるのも魅力だと思います。
まずは課内チームのリーダーになれるように、業務の質を向上させることを目指していきたいです。また、管理者として何が必要かを常に考えて判断できるように経験を積んでいきたいと考えています。
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私自身は、大学で勉強した分野そのものが仕事になっていますが、周りには未経験から入社した人も大勢います。まずは、視野を広くして、色々と見てから、やりたいことを見つけていけばいいのかなと思います。また、その会社を知るには、見学などで直接話をする機会をもつことをお勧めします。別の会社でのことですが、会社見学に行ってみると、どの方も元気がなさそうでイメージと違ったという経験がありました。(ちなみに当社は皆やさしい対応をしてくれるので安心してください!!)